▼　第31回エンパワーメントセミナーのご案内　 　＜2003年03月11日（火）19:00〜　開催＞

◆　『TRIZ／USITの考え方とその利用』

本セミナーでは、プロジェクト・マネージメント初期段階であるプロジェクト・メイキングやプロジェクトが行き詰まった場合の問題解決策の発見に役立つ技法として、実践的で取り組みが容易な、TRIZ/USIT（統合的構造化発明思考法）を学びます。 今回は、 TRIZの諸解法を再整理し、実践を容易にしたUSITの解説と、富士写真フイルム株式会社におけるTRIZ/USITの社内展開活動について, その推進者である三原祐治様と古謝秀明様からご講義いただきます。 ＜アブストラクト＞ 技術者が抱えている問題に対して、自分や周囲の知識をかき集めても、なかなか解決策を見つけることが困難であるのが通常であるが、最近注目されているのが自分たちの知らない領域での知見も利用して解決策を見出す手法「TRIZ（トリーズ）」である。TRIZを企業内で用いるには、ある程度のトレーニングが必要となるが、我々はUSIT（ユーシット）を用いることでそれを大幅に軽減できた。TRIZ/USITの概要についての解説と、TRIZ/USITの社内教育の方法およびそれを実行するに際しての問題点／注意点について述べる。次にその適用例である当社ＦＤＣ用の血漿抽出フィルターの改善について説明する。「採取血液量を減らす」という課題を検討していたが、フィルターを相似形的に縮小しても必要な血漿量を得ることは不可能であった。　このようなシステムの見直しにＵＳＩＴを用いた検討を行い、短期間で、簡便に必要な血漿量を得る方法が見出せた。タイムテーブル ★WWWサイト『TRIZホームページ』には, 本セミナーで取り上げる内容に関連した多数の記事があるので, 参照 されたい。 「TRIZ Home Page in Japan」 　http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/	開催日	2003年3月11日（火）
	時間帯	18：45　受け付け開始 19:00〜21:30（2時間30分） ＜休憩時間　20：15〜20:25＞
	講　師	富士写真フイルム（株） 足柄研究所　参事 三原　祐治（みはら・ゆうじ）氏 富士写真フイルム（株） 生産技術部　生産システムグループ 古謝　秀明（こしゃ・ひであき）氏
	対象者	プロジェクトマネジメント分野に興味のある方／IT分野に興味のある方
	受講料	一般 ¥3,000 法政大学卒業生 ¥2,500 JPMF会員 ¥2,500 法政大学学生 ¥2,000
	場　所	法政大学62年館セミナー室
	定　員	50名(定員になり次第締切)

◆　受講料金一覧

受講申込みはここから行ってください。 該当する金額をクリックして お申込み画面へお進み下さい。	一般				法政大学卒業生	法政大学学生
	3,000円				2,500円	2,000円

◆　タイムテーブル

18：45-19:00	＜受け付け開始＞
19：00-20:15	1．TRIZ/USIT概要 　　・TRIZとは 　　・TRIZ簡易実施法の必要性とUSIT 　　・F/FにおけるTRIZ/USIT教育(と実施展開)
20：15-20:25	＜休憩＞
20：25-21:30	2．USIT適用事例（FDC自動血液検査システム用フィルターの抽出効率改善) 　　・FDCと血漿抽出用用プラズマフィルター概要と問題点 　　・USITの進め方 　　・USITにおける問題分析法 　　・USITにおける解決アイデア発想 　　・まとめ
21：30	＜終了・解散＞

◆　講　師　略　歴

	富士写真フイルム株式会社　足柄研究所　参事 三原　祐治（みはら・ゆうじ）氏 1946年生まれ、1971年北海道大学大学院化学専攻修士課程修了, 同年富士写真フイルム株式会社に入社。同社足柄研究所にて, 感光材料の基礎研究, 商品開発を経て, 現在, LAN管理およびTRIZ／USITの普及を担当。TRIZを1998年に学び, 2000年より,社内でTRIZ／USITの適用プロジェクトを推進し, TRIZ及びUSIT教育を行う。 2000年と2002年度の三菱総合研究所知識創造研究会創造手法分科会主査。
	富士写真フイルム株式会社　生産技術部　生産システムグループ 古謝　秀明（こしゃ・ひであき）氏 1955年生まれ。1981年慶応大学大学院応用化学科修士過程修了, 同年富士写真フイルム株式会社に入社。磁気記録研究所での磁気記録用無機粉体の研究を経て、1989年より生産技術部でVE (Value Engineering)の推進を担当。技術的問題解決支援を目的に1997年にTRIZ, 1999年にUSITを学び, 2000年に三原とUSIT社内トライアルプロジェクトの推進を開始した。現在までに約30件の社内USIT実地適用プロジェクトを指導した。

◆　プロジェクト管理者養成講座　ディレクター

（有）イーバリューコンサルティング　代表取締役社長 枷場　博文（はさば・ひろふみ） コンピュータ・アソシエイツ、日本オラクル、神奈川県など多数のＩＴ企業・組織におけるプロジェクトにコンサルタントとして参加、また、大手企業における知識管理プロジェクト、e-Business構築プロジェクトにおいて、知識移転に注目したコンサルティング活動を展開。95〜96年東京大学社会情報研究所講師、スマートバレー・ジャパン事務局次長、かながわマルチメディア産業推進協議会事務局次長、デジタル経済研究所常務取締役等を歴任。

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