第10回 エンパワーメントセミナー 『プロジェクトマネジメントによる事業運営:エンタープライズ・プロジェクトマネジメント』 |
最近エンタープライズ・プロジェクトマネジメント(略してEPM)という用語が目につくようになった。 米国で、PMI®の長老Paul Dinsmore 氏が、"Winning New Business with Enterprise Project Management"というPM界のベストセラーを99年に出版してから、この用語が使われだし、米国では定着している。 我が国でも、日本プロジュクトマネジメント・フォーラム(JPMF)が2000年の年次PMシンポジウムに同氏を招き基調講演と特別セミナーを実施したこともあって、ある程度のPM関係者がEPMという概念を耳にし、また興味を持つようになった。 EPMには2つの意味がある。ひとつは、元来PMの実施が系統だって行われていなかった製造業などで、PMを基軸に事業(部)運営を行い企業革新を図ろうという試みであり、もう一つは、社内に個別プロジェクトのPMは存在していたが、競争力強化のために統一した運営基準・PMプロセスを設け、またプロジェクト・レポジトリーなどプロジェクト計画・管理ツールをプロジェクト横断的な対応ができるものに改めて、プロジェクト群全体の最適管理を行おうとする試みである。 なぜ、EPMなのか。 EPMの典型的なドライバーは、 �@市場ニーズの急速な変化に対応するために、すべての企業は事業や製品ラインアップを柔軟に維持する必要が発生し、定常運営から機動的運営、すなわち複数事業プロジェクトの最適運営が必要になった �A規制撤廃または緩和で、市場競争が尖鋭化し、縦割組織や静的なマネジメントでは競争に遅れるようになった �Bもともとプロジェクトを生業としているエンジニアリグ会社、建設会社、IT企業のサービス部門、コンサルタントでも、事業ロスの最小化のために、企業・事業部横断的なプロジェクト運営の再構築が必要となった 等である。 本講では、総合エンジニアリング会社のPM技術機能を統括した経験を持ち、我が国PM界の対海外窓口として多くの米国企業のPM事例に通じ、また、プロジェクト業界のPM推進を永年担当してきた講師から次のアジェンダでEPMを語っていただく。 |
★メーリングリスト無料登録 セミナー受講後も継続してスキルアップできるように、受講者全員が無料でメーリングリストに登録することが出来ます。メーリングリストでは、受講者同志で情報交換や問題解決を行っています。 |
セミナー概要 |
対象者 | プロジェクト管理者またはプロジェクトリーダー | ||
講 師 | 日本プロジェクトマネジメント・フォーラム(JPMF)筆頭副会長 田中 弘 講師のご紹介 | ||
場 所 | 法政大学 ボアソナード・タワー19階 D会議室 会場地図 | ||
定 員 | 30名 (定員になり次第締切) |
期間・時間 |
2時間30分(19:00〜21:30 ) 受付開始 18:45〜 |
受講料 | 3,000円 ※条件によって、特別割引が適用されます。 | ||
日程 | 2001年9月28日(金) |
会場案内図 | ||
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ボアソナード タワー 法政大学 富士見 キャンパス内 19階 D会議室 千代田区富士見2-17-1 【TEL】 03-5261-5104 |
タイムテーブル |
18:45〜 |
受付 |
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19:00〜 | セミナー | 1.
EPMの定義と基本フレームワーク 2. PMとEPMの違い 3. 米国企業のEPM事例(3例) |
20:15〜 | 休憩 | |
20:25〜 | セミナー | 4.
日本のEPM事例(2例の予定) 5. PMの組織成熟度モデル(CMMのPM版)開発状況 6. EPM:我が国における定着への障害・課題と対応策(全体討議) |
21:30〜 | 終了 |
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