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MPUF記念講演(速報)
日本におけるベンチャーキャピタルの父による MPUF記念講演
イノベーションを実現するプロジェクト経営はここから学べ!
産業としてのベンチャーキャピタル(2)
日本において初のベンチャーキャピタルを設立された 「ベンチャーキャピタルの父」 エス・アイ・ピーの齋藤会長にご登壇いただけることが決まりました。 当日は、

・日本のイノベーションシステムにおけるベンチャーキャピタルの役割  ・新規事業プロジェクトを創造、育成する段階的な投資マネジメントとプロジェクト・ポートフォリオマネジメントについて
   
といった切り口で、日本にはじめてベンチャーキャピタルの仕組みを紹介された齋藤さまが感じて来られた日米の違いや、ご苦労話、ベンチャーキャピタルの歴史について等お話いただく予定です。

【講座概要】

(1)企業経営におけるイノベーションとは
 企業とは顧客にサービス、商品、代価を払ってもらい、利益を出すことが存在の基礎的な条件である。従って、イノベーションとは利益を出すために従来の在り方の何をどう変えるかということである。

 東大の岩井克人先生は、利潤を上げるには個別企業の間の相対的差異を創造することである。従って、革新とは 01. 他の企業とは異なったものを売ること。02. 他の企業より安く物を作ること。03. 他の企業より早く物を運ぶこと。 であると言っています。

 すなわち革新とは未来の価格体系と現実の価格体系との差異から利潤を獲得することです。

(2)この為にベンチャーキャピタルは如何なる役割を果たすのか
 企業が資金調達を間接金融並びに直接金融をどう活用するかにより、企業経営の在り方が根本的に異なるという認識の問題があります。
 従来、企業は銀行をメインバンクとしての機能を頼りに活動しておりました。今回の金融改革によって銀行経営も自己責任経営に変わったことにより、貸出リスクは銀行自身が負い、銀行の倒産もあるという前提で預金者保護の為に財務の健全性の比率によってビジネスローンによる貸付を行うようになり、物的担保の上に貸出先の企業の財務が一定比率以下になるとリスク債権として取り扱うようになりつつあります。
 損益分岐点をこえて内部キャッシュフローが黒字になった会社は良いのですが、まだキャッシュフローが黒字化しないベンチャーの創業期の会社や事業の拡大、黒字化にする投資などの資金調達が制限される為に極めて経営活動が制限的にならざるを得ない。
 イノベーションをおこし、企業の自立発展を志す会社はエクイティによる資金調達に頼らざるを得なくなっております。
 この壁を乗り越えさせるのがベンチャーキャピタルの基本的な役割だと考えます。

(3)新規事業プロジェクトの創造と育成の段階的マネージメント
 会社の経営状況を最も客観的に表現するのは財務会計による財務諸表です。
 今回の会社法の設立及び企業会計のルールによってこの点の不透明性は法律の権限により明確に改善されました。これにより、企業経営の発展段階時に浮き上がってくる経営の問題をどう認識し、どう改革するかが想像と育成のマネージメントです。
 従って、新規事業は計画及びそのシミュレーションをスタートした時から財務会計による月次を分析し、革新のポイントをつめるということがマネージメントの基礎的な方法だと思います。
 財務分析では出来ない新しいものを作るという場合はそれぞれの会社が持っている知識・技術・経営ノウハウを動員して行うことと思います。

(4)プロジェクトポートフォリオのマネージメントについて
 未登録会社については通常、経営資源が不足をしており、調達もそう簡単ではありません。二兎追う者は一兎をも得ずという諺通りだと思います。
(公開会社は経営資源の調達能力を十分持っておりますので、そのプロジェクトが完成するまでに必要な経営資源の準備が確実に行われるなら、その範囲で決断するのだと思います。)

 ベンチャービジネスの場合は財務会計が的確に行われる経理・財務の体制が出来ていないのが一般的です。
 従って、財務会計をきっちり行わない会社はエクイティによる資金調達はもとより銀行の借り入れについても縮小の道を歩むことになると思います。新規事業のプロジェクトマネージメントの議論はこれを実行したところからとご理解いただきたい。

 現在の金融システムで資金の流れが細いスタートアップ、アリーステージのイノベイティブな企業に、重点的にベンチャーキャピタルがその社会的使命を負っている。
 この役割を果たすのは、投資後見えてくるリスクを経営的に管理する必要があり、その経営指導をするベンチャーキャピタルのハンズオン経営が不可避です。

開催日時 2008年8月28日(木)19:00-21:00
※21:00より1時間は講師を囲んで会場内にて
 質疑応答&交流会を行います(参加費は受講料に含まれています)

受講料
開催日前・銀行事前振込: 3000円
当日現金支払・開催日以降の振込: 5000円
申込み

【ご協力のお願い: 請求書のご送付について

当日、ご希望の方へ領収書をお渡しいたしますので、なるべく領収証での社内お手続きをお願いいたします(仮払精算)。ご協力くださいますようどうぞよろしくお願いいたします。また、ご請求書の発行は、毎週金曜日締め・翌月曜日の投函となります。あらかじめご了承ください。

●振込口座は、お申し込み後に自動送信されるセミナー申し込み受付メールの記載をご覧ください。

お振込手数料はご負担ください

お振込日が、セミナー開催当日を過ぎる場合は5000円となりますのでご注意ください。

●価格はいずれも税込みです。

※お申込みには会員登録(無料)が必要です。まだMPUF会員でない方はこちら

※お申し込み・お振込み受付期限は 
2008年8月27日です。

※無償キャンセルの受付期限は 
2008年8月20日です。

※お申し込みをいただくと、自動配信で 件名「【MPUF.ORG】セミナー登録受付完了」というメールをお届けします。お振込口座などの情報はそちらのメールでご確認ください。

※お申し込み受付のご確認は、自動配信でお送りする件名「【MPUF.ORG】セミナー登録受付完了」というメールをもってかえさせていただきます。

※受講票はお送りしておりませんので、セミナー当日、直接会場にお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

※キャンセルのお手続き方法:件名を「セミナー申込みキャンセル」としていただき、お申込みいただいたセミナー名とお名前をご明記の上、 info@(半角アットマーク)mpuf.org までご連絡ください。


★本セミナーに関するお問合わせは、上記をご一読のうえ、
 info@(半角アットマーク)mpuf.org 宛にお願いいたします。
場所 マイクロソフト新宿オフィス5階 セミナールーム
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/branch/ost.mspx

〒151-8583  東京都渋谷区代々木 2-2-1 小田急サザンタワー 

・ JR / 都営線 / 各東京メトロ新宿駅より徒歩 1〜3 分
 東京メトロ小田急線南新宿駅より徒歩 2 分
 東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅より徒歩 9 分

マイクロソフト新宿オフィス地図

その他 定員:先着80名
PDU(受講証明)単位:2.0PDUs(時間)
講 師 エス・アイ・ピー株式会社
会長 齋藤 篤 氏


北海道大学法学部法律学科卒。 野村證券(株)投資信託部長等を経て、現(株)ジャフコ常務取締役として民法の組合による投資事業組合の制度を開発し、日本初のベンチャーキャピタルファンドであるジャフコ1号創設 し、日本アジア投資とCSKベンチャーキャピタルを立ち上げた日本のベンチャーキャピタル業界創設者の一人。また、日本ベンチャーキャピタリストクラブを創設、独立するベンチャーキャピタリストの指導的役割を果たす。1996年ベンチャー・キャピタル会社のエス・アイ・ピー株式会社を創業、現在同社取締役会長。法政大学大学院客員教授として「ベンチャーキャピタル論」を担当。現在、金沢工業大学大学院知的創造システム専攻客員教授。「アントレプレナーシップ特論」を担当。

【著書】「JAFCO 15年の歩み」 日本合同ファイナンス社史 編纂
     「産業としてのベンチャーキャピタル」(白桃書房)


◆ 講 座 監 修  
MPUF事務局長 枷場 博文 (はさば・ひろふみ)

 【主 催】 Microsoft Project Users Forum(MPUF)
 【後 援】 マイクロソフト株式会社

 ★本セミナーに関するお問い合わせは
   info@(半角アットマーク)mpuf.org
までお願いいたします

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