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「研究開発プロフェッショナルの流儀ー第2回」

老化は病気?最先端! (健康)寿命延長研究と社会実装

無料オンラインセミナー(Teams)となります。実施方法等の詳細については、お申し込みをいただいた方へ、開催当日正午を目安に個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします。


【スピーカー】
早野 元詞 氏
慶應義塾大学医学部眼科学教室特任講師

株式会社坪田ラボChief Scientific Officer

博士(生命科学)。専門は老化、エピジェネティクス。DNA複製研究に従事し、2011年東京大学大学院新領域創成科学研究科にて学位を取得。老化の速度制御の解明と、老化の分子機序を社会実装することに興味を持つ。2013~2017年 Harvard Medical School, David A. Sinclair研究室へ留学(海外学振及びHFSP fellow)。帰国後、大学(慶應義塾大学)とstartup(株式会社坪田ラボ)のクロスアポイントメントとして従事。また、venture capitalにおいてシーズソーシング業務を行い、質の高い日本研究の社会実装に向けてのサポートを行なっている。研究者の「異分野ネットワーク構築」と「自立」の環境を目指して、一般社団法人 ASG-Keio代表理事、一般社団法人 海外研究者ネットワーク理事、NPO ケイロンイニシアチブ理事、一般財団法人 視覚健康財団 事務局長などの活動に携わっている。

【ご講演内容】

生き物はなぜ「老い」を持って生まれてくるのか。死を恐れて寿命を延長することは「利己的な人生」とする考えもある中で、老化の本質をどう捉えるのか。分子生物学が発達する以前より多くの研究者が、進化、物理、数学などを用いて老化の本質を明らかにしようとしてきたが、失敗を繰り返してきている。一方で、1900年台に地球上これまで経験しなかった速度で人の最大寿命は伸び続け、その結果癌や認知症などの老化に伴う疾患が生じている。人の寿命の最大は122歳との研究結果が報告されるなか、我々は将来寿命を選択、売買できるようになった時にどのような世界を描くだろうか。1990年台に寿命を制御するmTORやSirtuin遺伝子が見つかり、それらの遺伝子を活性化する方法としてカロリー制限が報告されたことで寿命は科学的にコントロールできることが証明されている。さらに近年では、血液交換術や遺伝子編集、薬剤を使った寿命延長と、それらをポートフォリオに持つBiotech Startupがアメリカを中心に台頭している。創薬開発において、治験と呼ばれる人での効果を実証することが求められるが、誰に、どうやって、何を治療するのかを設定することが必須である。老化研究の社会実装は、老化を一つの「病気」として治療対象とする時代になっていることを示唆している。
 本講演では、これまでの老化研究の歴史と、最先端の(健康)寿命延長の研究と、社会実装までを紹介する。また、「老化」と言う比較的短な話題を元に、個人的に思い描く新しい研究と社会のあり方についても議論したい。

NewsPicks ( https://newspicks.com/news/4966156?ref=user_5411521 )
東洋経済 ( https://toyokeizai.net/articles/-/373733 )


開催日時 2021年1月29日(金) 18時〜20時 ※オンラインにて
受講料 無 料
お申込み  
※システム改修中のためお申込みフォームは
従来と違い、GoogleFormsを利用しています


※リンクURLのご案内ができるのは
開催日11時までのお申込み受付分までとなります

 【講座監修およびコーディネイト】 MPUF代表 枷場(はさば)博文
 【主 催】 Microsoft Project Users Forum(MPUF)
 本セミナーに関するお問い合わせは info@(半角アットマーク)mpuf.org までお願いいたします

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