[030507] 実践!プロジェクトマネジメント講座 応用II   

 ◆ PSP(Personal Software Process)技法スタンダード演習 (全10回) 

PSP(パーソナルソフトウェアプロセス)は、CMMを開発したWatts S.Humphrey博士が開発した、個人のソフトウェア開発プロセスの成熟を助けるトレーニングコースです。CMMはソフトウェア開発組織の改善を目指したものですが、ソフトウェアの品質は最終的には各個人が作り出したソフトウェアの品質によるため、個人のプロセス能力の改善も重要です。そのため、CMMだけでなく、チームのプロセス改善、個人のプロセス改善を目指しTSP/PSPが開発されました。本年のSEPG2003(Boston)でもSpecial TopicsなどでPSP/TSPに関するいくつかの報告がエントリーされています。

講座は、「パーソナルソフトウェアプロセス技法—能力向上の決め手」(共立出版)を使用し、15回分のソフトウェア工学に関する講義、10個のプログラム開発演習および5通のレポート作成演習から構成されます。これらを通して個人のソフトウェア開発プロセスのプロセスパフォーマンスの分析や開発プロセスの成長、成熟を体験します。コースは変則的ですが、1回のスクーリングで、講義2回分または講義1回分と演習に関する討論会の構成で進めます。

※教材「パーソナルソフトウェアプロセス技法—能力向上の決め手」(共立出版、ISBN4-3200-2929-1)¥13,000をお持ちで無い方は、開講までにご準備ください。なお、当講座受講者のみなさまを対象に、特別斡旋のご案内がありますので、ご活用ください。

なお, WWWサイト『PSPネットワークhttp://www.azuma.mgmt.waseda.ac.jp/psp/ には,
本セミナーで取り上げる内容に関連した多数の記事があるので, 参照されたい。

開講日 2003年4月15日(火) 
時間帯 各回共に
18:15 受け付け開始
18:30〜21:30(3時間)
講 師 講師陣一覧へ(PSPネットワーク)
対象者 プログラミングができることが前提となります。推奨言語は C++, Java です。
場 所 法政大学62年館セミナー室
受講料 一般:8万円
法政大学卒業生:7万円
法政大学学生:6万円
定 員 16名(定員になり次第締切) 

▼PSPのコースについて

 PSPコースは講義とセットとなった演習があります。その演習が、PSPの本体です。演習ではいくつかの簡単なプログラムを開発しますが、プログラムを開発することが目的ではなく、プログラム開発の過程について計画し、計測し、分析を実施することがPSPの演習です。演習を実施するために、下記の条件を満たす必要があります。
・プログラミングができることが前提となります。推奨言語は C++, Java です。

▼講義の進め方

・講義開始前までに各自の演習のプリントアウトを提出をしてもらう(スライド講義中に別の講師がチェックします)
・講義の前半は、スライドによる講義を行う(講義内容は下記参照)
・講義の後半は、以下の2点を実施
  1)提出してもらった演習に関する簡単なフィードバックと、
  2)次回演習の計画立案までを実施してもらう(ワークシートに計画を記入するところまで)
・講義の後半は、回により、テーマを決めた討論会や臨時セミナーなどを開催します

◆スクーリングスケジュール・概要 (スクーリング全10回)
1 4月15日(火)  コースガイダンス、
 PSP戦略、ベースラインプロセス
6 617(火)  PSP計測概要
2 421(月)  計画立案 I 7 7月01日(火)  設計とコードのレビュー
 討論、情報交換
3 5月06日(火)  計画立案 II 8 715(火)  ソフトウェア品質管理
4 520(火)  ソフトウェア規模見積もり
 討論、情報交換
9 7月22日(火)  プロセスの規模拡張
 ソフトウェアプロセス定義
5 6月03日(火)  リソースとスケジュールの見積
10 902(火)  討論、情報交換
 パーソナルソフトウェアプロセスの活用
 今後の学習指針

◆ 受講料金一覧 
受講申込みはここから行ってください。
該当する金額をクリックして
お申込み画面へお進み下さい。
一般/JPMF会員 法政大学卒業生
法政大学学生
80,000円
70,000円
60,000円

◆ タイムテーブル  
18:15-18:30 <受け付け開始>
18:30-19:50  講義
19:50-20:05 <休憩>
20:05-21:30  講義
21:30 <終了・解散>

◆ 講 師 略 歴 (PSPネットワーク)
信州大学 工学部 助教授
海谷 治彦(かいや・はるひこ)氏

1994年 東京工業大学 理工学研究科 博士課程 修了,博士(工学),1999年より信州大学工学部 助教授.情報処理学会,ACM, IEEE Computer Society 各会員.ソフトウェア工学,おもに要求工学およびソフトウェアプロセスの研究・教育に従事.
横河電機株式会社 システム事業部品質保証部
川下 敬之(かわした・ひろゆき)氏

1987年 東京理科大学 修士課程修了後、横河電機入社。現職。東京理科大学 非常勤講師 兼務。プラント制御用コンピュータのソフトウェア開発、ソフトウェア開発環境の企画・整備などを経て、現在はソフトウェア開発部署のプロセス 改善推進を担当。1998年、創価大学先端技術講座にて故藤野喜一先生のPSPコースを受講後、PSP普及のためのPSPネットワークの立ち上げに参加。
株式会社NEC情報システムズ
佐谷 鉄夫(さや・てつお)氏

昭和38年NEC入社。基本ソフトウェア、特に各種コンパイラーの開発に従事。ソフトウェア技術本部長、ソフトウェア生産技術本部長、ソフトウェア企画室長を歴任。CMM, PSP, TSPに関心を持つ。1998年(株)NEC情報システムズ取締役。2002年より同社嘱託。
セイコーインスツルメンツ株式会社 eソリューション・ビジネスユニット
富澤 務(とみざわ・つとむ)氏

1989年千葉大学工学部卒業後、セイコーインスツルメンツ株式会社入社。以後、プリンタ、オーダーリングシステムのソフトウェア品質保証業務に関わる。1999年にCMMと出会い、その翌年PSPを知る。現在自称「ひとりSEPG」として社内ソフトウェアのQCD向上に努める。2002年よりPSPネットワーク会長を務める。ASQ CSQE(No.1568)。テスト技術者交流会メンバー。基本から学ぶソフトウェアテスト(日経BP社)翻訳メンバー。
日本光電工業株式会社 事業本部モニタビジネスグループ
長田 智裕(ながた・ちひろ)氏

1995年 埼玉大学工学部卒業後、日本光電工業株式会社入社
現在 日本光電工業株式会社事業本部モニタビジネスグループ在籍。
早稲田大学 理工学総合研究センター
野中 誠(のなか・まこと)氏

1995年早稲田大学理工学部卒業,1997年同大学大学院修了,2000年同大学大学院博士後期課程単位取得退学,1999年早稲田大学理工学部経営システム工学科助手,現在,早稲田大学理工学総合研究センター嘱託.ソフトウェア品質,プロセス改善などの研究に従事.2000年7月米国CMU/SEI主催PSP/TSPi Faculty Workshops参加.PSP企業内教育及びPSPセミナー講師経験数回.PSPネットワーク事務局.情報処理学会生涯教育委員会など委員.

◆ プロジェクト管理者養成講座 ディレクター  
(有)イーバリューコンサルティング 代表取締役社長
枷場 博文(はさば・ひろふみ)

コンピュータ・アソシエイツ、日本オラクル、神奈川県など多数のIT企業・組織におけるプロジェクトにコンサルタントとして参加、また、大手企業における知識管理プロジェクト、e-Business構築プロジェクトにおいて、知識移転に注目したコンサルティング活動を展開。9596年東京大学社会情報研究所講師、スマートバレー・ジャパン事務局次長、かながわマルチメディア産業推進協議会事務局次長、デジタル経済研究所常務取締役等を歴任。

◆ 会場案内図  
法政大学62年館
(新宿区市谷田町2-33)

TEL:03-5261-5104
FAX:03-5261-5106

「市ヶ谷」「飯田橋」駅より徒歩10分

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