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1.ソフトウェア開発プロジェクトの現状
今日、多くの製品やサービスでソフトウェアの重要性は日々高まるばかりであるが、同時に、多くのプロジェクトで品質問題やコスト問題、納期問題などを引き起こしている。そして、その原因のほとんどはプロジェクト管理が未熟なことにある。開発すべき製品やサービスはたくさんあるにもかかわらず開発に取りかかることができない、技術者全員忙しくしているにもかからず利益率が低い、などの問題を引き起こしていることも多い。これらもプロジェクト管理の問題である。
多くの場合、プロジェクト管理の問題はプロジェクトが見えていないことに起因している。プロジェクトリーダーの資質や能力のせいにすることが多いが、本質的な原因ではない。プロジェクトの本当の姿が見えないために、問題を正しく把握することも、適切な対応を取ることもできないのである。
2.プロジェクト管理の基本
「計測できないことはコントロールできない」
「コントロールするとは結果が予定と一致することである」
プロジェクト管理においてこの二つは自明であり、公理と言って良いだろう。見えない状況でプロジェクトをコントロールできないのは、当たり前である。プロジェクトを計測することで、プロジェクトを見えるようにするしくみを構築しなければならない。また、開発が予定通りに進むとは、予期しなかったことに出くわす回数が少ないということである。問題を発生することが少ないように計画し、進捗管理できるしくみを構築しなければならない。
プロジェクトを見えるようにし、コントロールできるようにするためのしくみが、メトリクスによるプロジェクト管理のしくみである。このしくみを構築することにより、開発のムダをなくすだけでなく、納期遅れや、納期のバラツキをなくすことができる(図1,図2を参照のこと)。
次章では、プロジェクト管理、その中でも特に進捗管理に必須となるメトリクスのしくみを紹介する。
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▲図1(クリックで拡大)
プロジェクト・オーバーヘッドの削減 |