|
 |
リーダーに訊く!イノベーターズトーク
〜研究開発経営:世界トップクラス企業vs創薬スタートアップ〜
「研究開発はリーダーの熱意」
|
無料オンラインセミナー(Teams)となります。実施方法等の詳細については、お申し込みをいただいた方へ、開催当日11時 を目安に個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします。
【スピーカー】
横川 拓哉 氏
株式会社ペルセウスプロテオミクス代表取締役社長
元富士フイルム株式会社 医薬品研究所所長
【ご講演内容】
3つの異なる事業で研究開発マネージメントを経験した。それぞれ技術内容、市場環境、社内環境も異なるので一般化することは難しい。3つの例から、他の事業分野の研究開発マネジメントのヒントを探したい。
(写真)既存事業における改良製品の研究開発は、性能とコストが主な課題で納期内にできなければ既存製品を置き替えられないだけで事業上の影響は小さい(もちろん売上等で競合に負ける)。従って研究開発チームの存在感を高めるために、リーダーは性能と納期必達を目指してチームをけん引する。技術だけでなく、成功確率を上げるためのいろいろな工夫があり、最終的には最も遅れたパートをみんなで補い、何とか合格点を取る。最適解を見出すまで追求するので、徹夜業務が生じやすい。
(医薬品)医薬品における研究開発は工業化学とは大きく異なる。革新的新薬は、小さな改善の積上げでは決してできないし、上司の指示通りに実験しても解は見出せない(上司は答えを持っていない)。最新のサイエンス知識と自ら行う膨大な実験観察データ等を総合的に研究者個人の一人の頭の中で思考を組み上げてアイデアが生まれるらしい。厳しく指示して働かせても無駄で、研究者それぞれのモーティベーションを上げる、特別なマネジメントが必須。成功はリーダーの熱意と知識と運で決まる。知識の乏しいマネ−ジャーのお勉強に陥りやすい研究管理は全く無駄。マネージャーも必死で勉強し課題を理解して、サポートすることが重要。
(創薬ベンチャー)同じ医薬品でも小さなベンチャーの研究開発マネジメントは、さらに興味深い。また、探索研究と開発は性質が異なる。探索研究はそもそもテーマ設定が会社の運命を決める。何とか納期内に次の開発テーマを見出せなければ会社の将来が無い。ここでも研究者のモーティベーションを高め、探索研究に対する情熱を引き出すこと、そのための環境作りがマネージメントでは重要と思う。
【講師プロフィール】
1985年 4月 富士写真フイルム株式会社
(現富士フイルム株式会社)入社
1996年10月 同社足柄研究所主任研究員
2004年 4月 同社R&D統括本部材料研究本部
デジタル&フォトイメージング材料研究所研究担当部長
2007年 6月 富士フイルム株式会社
R&D統括本部ライフサイエンス研究所副所長
兼ライフサイエンス事業部事業開発室技術担当部長
2008年 7月 富山化学工業株式会社(現富士フイルム富山化学株式会社)出向
2009年 6月 富士フイルム株式会社 R&D統括本部医薬品研究所所長
2013年 9月 同社再生医療事業推進室室長 兼 医薬品事業部次長
2014年 6月 兼株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング取締役
2015年 4月 同社 再生医療事業推進室マネージャー
兼一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム出向(運営委員長)
2017年12月 富士フイルム株式会社 ヘルスケア事業推進室マネージャー
2018年 3月 株式会社ペルセウスプロテオミクス取締役
2018年 6月 株式会社ペルセウスプロテオミクス代表取締役(現任)
2019年 1月 株式会社ペルセウスプロテオミクス執行役員(現任)
|
 |
日本時間 2021年8月4日(水) 19時〜21時
※オンラインにて
|
 |
無 料 |
 |

※リンクURLのご案内ができるのは
開催当日11時までのお申込み受付分までとなります |
【講座監修およびコーディネイト】 MPUF代表 枷場(はさば)博文
【主 催】 Microsoft Project Users Forum(MPUF)
本セミナーに関するお問い合わせは info@(半角アットマーク)mpuf.org までお願いいたします |
|
|
|