MPUF研究開発プロフェッショナルの流儀　第7回 インスリンの発見100周年！糖尿病研究最前線 「細胞の声と津波の記憶」
無料オンラインセミナー（Teams）となります。実施方法等の詳細については、お申し込みをいただいた方へ、開催前日18時 を目安に個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします。 【スピーカー】 河野 龍義 氏 インディアナ大学医学部 リサーチアシスタントプロフェッサー 【ご講演内容】 このセミナーでは父の研究と自分の研究の２世代分の研究をまとめて話したいと思っています。 第一部では津波予測と百人一首の研究を通して10年前に東日本を襲った大津波の規模を地層と海底探査から正確に予想し、海外で大きく取り上げられた2001年から2006年の研究成果とその後明らかになった新事実をご紹介します。当時高校生だった私が父の研究に関わることで得られた体験なども話すつもりです。父は東日本大震災の震源に最も近い場所で研究をした研究者であり、既存の研究が津波の規模を過小評価している可能性を早くから指摘してきた一人です。 第二部では細胞の声（シグナル）をターゲットとした糖尿病研究の最前線をご紹介したいと思います。 インスリンは血糖降下作用を持つ唯一のホルモンで、インスリンを分泌する膵臓β細胞の機能不全は糖尿病の要因となります。このβ細胞機能不全の重要なメカニズムとして小胞体ストレスとそれに伴う小胞体カルシウム濃度低下が関与することが知られています。カルシウムシグナルはセカンドメッセンジャーとして細胞同士の情報伝達、つまり「細胞の声」としての役割を果たしていますが、糖尿病においてこの情報伝達がどのように異常をきたすのかというメカニズムに注目して研究を行なっています。今年はインスリンの発見からちょうど100周年となります。インスリン研究の歴史とともに最新成果に触れていただければと思います。 【講師プロフィール】 細胞生物学者。糖尿病と膵臓β細胞の研究をしている。 アメリカ生まれ。東北大卒。2008年よりインディアナ大学医学部研究員。2015年より科学教室を通して子供達に科学の楽しさを伝える活動をしている。インディアナ州研究者組織代表幹事。海外日本人研究者ネットワークUJA理事
	日本時間　2021年8月21日(土)　午前10時〜正午 ※オンラインにて
	無　料
	※リンクURLのご案内ができるのは 開催前日17時までのお申込み受付分までとなります

【講座監修およびコーディネイト】　MPUF代表　枷場（はさば）博文 　【主　催】　Microsoft Project Users Forum(MPUF) 　本セミナーに関するお問い合わせは info＠（半角アットマーク）mpuf.org までお願いいたします