MPUF研究開発プロフェッショナルの流儀　第15回 目は脳に何を伝えるのか
無料オンラインセミナー（Teams）となります。実施方法等の詳細については、お申し込みをいただいた方へ、開催当日正午 を目安に個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします。 【スピーカー】 米原 圭祐 氏（理学博士） 国立遺伝学研究所 総合研究大学院大学遺伝学専攻　教授 オーフス大学医学部ダンドライト研究所 グループリーダー 【ご講演内容】目の中の神経組織である網膜はカメラのフィルムによく例えられますが、それは正しい比喩ではありません。実際には精密な情報処理を行う並列コンピュータのようなものであり、物体の色や輪郭、動きなど様々な情報が網膜のレベルで既に処理されています。実は網膜は脳の一部が光を求めて頭蓋骨から飛び出してきたものであり、体外に取り出しても長時間光に応答できるため、脳神経回路の動作原理を明らかにするための優れた実験モデルとして長年用いられてきました。本セミナーでは、網膜の神経回路が光の動きの情報を処理して脳に伝える仕組み、またその回路の発達や疾患を理解するためのマウス網膜を用いた試みを紹介し、我々の視覚の成り立ちについて議論します。 また、講演者がスイス、デンマーク、日本で活動してきた経験や気づきを共有することで、国境を超えて活動することの楽しさが少しでも伝わればと思います。 【講師プロフィール】 横浜市出身。2003年、東京大学農学部獣医学課程卒業。2008年、総合研究大学院大学基礎生物学専攻博士課程修了。2009年から2014年までスイスFriedrich Miescher Institute for Biomedical Research博士研究員（EMBO Long-Term Fellow、日本学術振興会海外特別研究員）、2015年よりオーフス大学医学部准教授/ダンドライト研究所グループリーダー（ERC Starting Investigator）。2020年よりJSTさきがけ研究員を兼任。2021年10月より国立遺伝学研究所教授を兼任。これまでVisual Neuroscience Young Investigator Award (2013)、Max Burger Prize (2014)、日本神経科学学会奨励賞(2015)、SWISS OphthAWARD(2016)など受賞。
	2022年2月18日（金）19時〜21時（JST） ※オンラインにて
	無　料
	オンラインセミナーリンクURLについては 開催当日正午 を目安に 個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします

【講座監修およびコーディネイト】　MPUF代表　枷場（はさば）博文 　【主　催】　Microsoft Project Users Forum(MPUF) 　本セミナーに関するお問い合わせは info＠（半角アットマーク）mpuf.org までお願いいたします