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MPUF研究開発プロフェッショナルの流儀 第16回
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無料オンラインセミナー(Teams)となります。実施方法等の詳細については、お申し込みをいただいた方へ、開催前日18時 を目安に個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします。
【スピーカー】
曽宮 正晴 氏 博士(農学)
大阪大学産業科学研究所助教
日本学術振興会海外特別研究員・Visiting Scholar, IPD, University of Washington
【ご講演内容】ヒトを含むあらゆる生物の細胞は、細胞外に小さなカプセルを分泌していることが知られている。これらのカプセルは「細胞外小胞」と呼ばれ、そのサイズは10
nmから大きなものでは1000 nmを超えるものも存在する。細胞外小胞には分泌細胞由来の様々な物質が内包されているが、細胞外小胞やその内包物の機能や生理学的意義についてはまだほとんど理解されておらず、研究対象として非常に興味深い。2000年代に細胞外小胞が「細胞間情報伝達に関与している」という仮説が提唱され、以後現在に至るまで、細胞外小胞内部の物質がある細胞から別の細胞に受け渡されることによって細胞間の物質・情報伝達に寄与している事を示唆する研究論文が多数発表されて来た。一方で、細胞外小胞の物質・情報伝達メカニズムには不明な点が多いこと、細胞外小胞の機能を検証するための実験手法が限られていたことなどの理由から、「細胞外小胞の物質伝達仮説」の厳密な検証が行われてこなかった。そこで講演者は、細胞外小胞の機能を解明し、上記仮説を検証するために新たな実験系を考案、開発してきた。本講演では、細胞外小胞の基礎から仮説の検証の全貌、さらに細胞外小胞を薬物の送達に応用するためのアプローチについて概説する。また講演の後半では、講演者が歩んできたキャリア、2022年2月から始めた米国留学のこと、アウトリーチ活動などについてもお話ししたいと考えている。
【講師プロフィール】
2011年 北九州工業高等専門学校専攻科修了 学士(工学)
2013年 日本学術振興会 特別研究員DC1
2016年 名古屋大学大学院生命農学研究科修了 博士(農学)
2016年 国立がん研究センター研究所 特任研究員
2017年 日本学術振興会 特別研究員SPD
2017年 大阪大学産業科学研究所 助教
2022年 日本学術振興会 海外特別研究員
Visiting Scholar, IPD, University of Washington
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2022年3月19日(土)10時〜12時(JST)
※オンラインにて
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無 料 |
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オンラインセミナーリンクURLについては
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【講座監修およびコーディネイト】 MPUF代表 枷場(はさば)博文
【主 催】 Microsoft Project Users Forum(MPUF)
本セミナーに関するお問い合わせは info@(半角アットマーク)mpuf.org までお願いいたします |
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